経営の目的として利潤の追求ということがいわれますが、私たちは道理や利他の心をもち、世界が幸せになることを目的に仕事を行っているのであって、利潤を追求することを目的として仕事を行っているのではないと考えています。そして、私たちの目的である世界を幸せにするためには、職員の物心両面の幸せがなければ、目的は為し得ないことだと考えています。それは、職員が働きがいをもっていきいきと仕事をするからこそ、当事者に生きがいという幸せを提供できるのではないかと考えているからです。そして、働きがいをもつためには、利潤の追求(物)と、自己の重要感・人としての成長 (心)という物心両面の幸せが必要になるのではないかと思っています。
　当事者に生きがいという幸せを提供していくことを目的にした法人が、働きがいをもてない職員の集団であれば絶対に目的には到達できません。私たちの目的は、当事者の幸せであって、そのために職員の物心両面の幸せがあり、そのために利潤と成長があり、その結果として選ばれる法人になるものだと考えています。